第2話 《from ラブイズ》2

その日は突然やって来た。

あくる年の2月。
打ち合わせの最中だった。

「主任、奥様からお電話です。」

なんだ?
いつもなら連絡は携帯に入るのに。

「はい。もしもし、何かあったのか?」

「…あ…ご…めんね…忙しい…のに……」

「何も気にしないでいいよ。どうかした?」

「…ぅ…ん…なんかね…身体が動かないんだ……悪いけど…今日…仕事…休めない…かな…」

働きだして4年、妻が会社を休んで欲しいと言ったのは初めての事だった。

「分かった。すぐ帰るよ。」

当時のチーフに事情を話して帰宅する。

多分、昨日行った子供の病院で風邪でももらったのだろう。

先日娘が3才になった。

育児の疲れもあったのかな…

せっかく休みをもらったんだし、たまにはゆっくりさせてやらないとな…

そう思いながら私は帰路についたんだ。

from ラブイズ

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