第32話 《from ラブイズ》32

昨日はキキョウの病院へ久しぶりに行った。

AM11:00から家を出て、買い物をしてなんだかんだと16:30頃帰宅した。

家に着くと母親から留守電が入っていて「ご飯作っておいたからから食べなさい」との事。

いつも月曜日はキキョウが病院なので私の母がご飯を作ってくれているのだが、私が休みなのに作ってくれるとは思わなかった。

作ってたくれたなら断る理由もない。30分程で持って行くと言っていた。
私はちょっと疲れたので、軽くソファで横になった。

―30分後、

ピンポ―ン
チャイムが鳴った。

アイハが玄関に母を迎えに行く。

「おばーちゃーん!」
「アイハー♪」
家に上がる母親。

「あら、キキョウちゃんは?」

「んー?ママねぇ、にかいでないてでんわしてるよ」

!?
どうしたんだキキョウ!?

びっくりして飛び起きた。
「…あら、ラブイズ。キキョウちゃんどうしたの?」

分からなかった。

急いで二階に上がると、しゃくりあげながらベッドの上で電話をしているキキョウがいた。

こっちを見るキキョウ。
すぐに電話を切りずらいらしく「ええ」「はい」と泣きながら相づちを打っている。

少し経って電話を切った。

どうした!?

「ひくっ…えぐっ…
…すごく怖くなって不安になるの…
ひくっ…えぐっ…」

とりあえず、一階に降りてソファに座らせた。

話を聞くと、先週の金曜日辺りから記憶力が低下しており、人の話もなかなか理解出来なくなってしまい、ものすごい不安に襲われるとの事だった。

私は疲れて寝ているし、迷惑をかけたくないので病院のスタッフに電話をして話を聞いてもらっていたそうだ。

「…病院行ってきたらどう?わたし、アイハ見ていてあげるから」
母親がそう言ってくれた。
「…でも18:00で閉まっちゃうし…」

時間は17:15を過ぎた辺り、病院までは車で15分かかる。

行こう、キキョウ。電話してごらん。

「うん…」

電話をしたところ、スタッフの方は快く「来てもいいよ」との返事があったようだ。
じゃあ行こう。母さん頼むな。

不安気なキキョウを乗せて病院へ向かった。

from ラブイズ

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