第63話 《from ラブイズ》63

2月1日(日)
前日はまるで眠ることが出来なかった。

キキョウが精神的にも肉体的にも受け入れてくれないことに再度ショックを受けていた。

そうは思っても外的要因ならば本当に辛い時は支えてくれるだろうという淡い期待はあった。しかしそれは脆く崩れ去った。

もう精神的におかしくなっていた。

会社の考えにはついて行けないと思っていた矢先の周囲からの所長のイスへの後押し。
キキョウの相変わらずの体調。
家のローン。
子供達の将来のこと。
自分の人生のこと。

不安で不安で押し潰されそうだった。

その日、キキョウは起きて来なかった。

正直何も考えることが出来なかった。

家に居たくなかった。
11:00から歯医者の予約をしていたので家を出た。

歯医者に行き、その後はぶらぶらと時間を潰した。

夜0:00を過ぎていた。
キキョウからの連絡は一切来なかった。

私はもういらない人間なのだ。

from ラブイズ

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