第64話 《from ラブイズ》64

2月2日(月)
精神的疲労を感じながらの出勤。

22:00頃帰宅するとキキョウは居間にいて何事もなかったように「おかえり」と言った。

言葉が出なかった。

私が居なくなろうが居ようが何も関係は無い。

そもそも彼女にとって私は何なのだろうか。

今までしてきたことは何だったのだろうか。

毒だ。

こいつは毒だ。

私の母を病気にし
私の心を粉々にする。

真っ暗い、粘土のような黒いものが心に渦巻き、取り付いたような感じがした。

無言のまま風呂に入り、上がるとキキョウの姿はもうなかった。

私なんて居なくても必要無い。

本当に一人になったという感じがした。

from ラブイズ

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